フロアテーマ「第三章 概覧展示 キリスト教が繋ぎ伝えてきたもの」
3. 西洋との出会い・キリスト教が伝えた文化
キリスト教が繁栄した時代、様々な文化を日本に伝えました。ここ長崎では、禁教が解けた後「パリ外国宣教会」の人達により新たな技術などが伝承されました。
ド・ロ神父の足跡
1868年に来日した「パリ外国宣教会」の神父。
印刷技術を持ち、「聖教日課」などの印刷を始めたほか、この博物館として活用されている「旧羅典神学校」「旧大司教館」や「出津教会」「大野教会」の建設を手がけ、自らがフランスで学んだ、建築・農業・医術などの多くの技術を日本人に伝授しました。長崎市外海地区を担当した時には、日本で初めて「マカロニ」を生産するなど、殖産・授産事業を手がけ、外海地区の信徒からは「ド・ ロ様」と親しみを込めて呼ばれています。